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「コピーライティングの上達には写経が効果的だ!」「いやいや、写経なんて時間の無駄だよ!」

このように、コピーライティング上達における写経については意見が分かれるところですが、僕は写経について否定派です。ただ、写経が全く役に立たないかと言えばそうでもありません。

そこで今回はコピーライティング上達に写経が不要な理由と、写経の効果について解説します。

【動画解説】コピーライティング初心者に写経をオススメしない理由

写経とは?

写経とは?

写経とは元々「お経を書き写すこと」で、コピーライティングにおいては「売れている文章(主にセールスレター)を書き写す」という意味で使われます。

一字一句同じく書き写すことで、売れている文章を体に叩き込みながら、書き手の意図を汲み取れるようになるからコピーライティングが上達する。

一般的にはこのように言われています。

コピーライティングが写経で上達しない理由

コピーライティングの上達目的で写経するのは全くオススメしません。

既にコピーライティングに対する知識があり、セールスレターの分析能力があるのでしたら

  1. 売れているセールスレターを徹底的に分析する
  2. 分析後、自分なりに添削してみる
  3. 気づきを取り入れて、実際にセールスレターを書きまくる

これを繰り返した方が短期間で売れる文章が書けるようになります。

そもそもコピーライティングに対する知識がないのでしたら、それこそ写経は完全に時間の無駄と言えます。

その理由は以下の通りです。

セールスレターの良し悪しがわからない

よく「売れているセールスレターを写経する」と言われますが、コピーライティングの知識がなければセールスレターの良し悪しの判断は難しいです。

「売れている商品=セールスレターが良い」とは限らず、マーケティングやブランディング、アフィリエイターの影響など、様々な要因がありますからね。

写経の題材として選んだセールスレターは、実は良い見本ではない可能性もあるのです。

セールスレターを正しく分析できない

セールスレターには「QUEST」「PASONA」などの型があり、一般的には一定の型通りに進んでいきます。

また、ヘッドコピーや価格の見せ方、ストーリーの使い方や挿入場所なども考え尽くされていることが多いです。

そのようなセールスレター作成者の意図を理解して分析できればいいのですが、分析するためには一定以上の知識が必要になります。

コピーライティングの知識がない人がガムシャラに写経しても、時間が掛かる割に学べることは少ないと言えるでしょう。

セールスレター完成までの背景がわからない

成約率が高いセールスレターは入念なリサーチの元に作られていますが、写経ではその背景がわかりません。

使われている単語や構成などはターゲットに適切なものを選択されていますが、写経はそのような背景を無視して「完成品」だけを書き写すことになります。

それでは、セールスレターの本質的な部分を身につけることは難しいでしょう。

写経元の劣化版になる

一時期、情報商材のセールスレターのほとんどが似たような形式になったことがあります。

それは反社会性を全面に押し出し、日常生活では使われない強烈な単語がバンバン出てくるようなセールスレターでした。

オリジナルのセールスレターがあまりにも良かったので、多くの人が形だけを真似したわけですが、それらの大半はオリジナルの劣化版だったのです。

当然、オリジナルほどの成約率は出ず、それどころか読んでいて恥ずかしくなるような滑稽なものまでありました。

写経はオリジナルの真似ですので、特にコピーライティング初心者の方がそれを超えることは難しいです。なんとなく雰囲気が似ているだけの劣化コピーになってしまうのです。

時間が掛かり過ぎる

写経は何万文字も書き写す作業になりますが、一字一句間違わずにそんなことをしていては時間が掛かりすぎます。

その時間に見合った効果があればいいのですが、それほどの時間を掛けるのでしたら、コピーライティングの基礎知識を学び、

  1. 売れているセールスレターを徹底的に分析する
  2. 分析後、自分なりに添削してみる
  3. 気づきを取り入れて、実際にセールスレターを書きまくる

この手順に沿って訓練した方がインプット&アウトプットのバランスが良く、短期間で実践的なコピーライティングスキルが身につきます。

写経で身につくスキルとは?

写経で身につくスキルとは?

ここまで写経のデメリットばかりお話してきましたが、「コピーライティングの上達目的での写経は非効率」と言っているのであり、写経自体は文章力を上達させるのにとても効果的です。

僕自身、ある人の文章が大好きで、その人が書いたメールやセールスレターなどを全て写経していた時期がありました。余裕で50万文字以上は写経しましたが、そのおかげでライティングが急激に上達したのは間違いありません。

写経で学ぶべきなのは、「コピーライティング」ではなく、「ライティングスキル」です。

こちらの記事で、相手に伝わる文章の書き方をお話しました。

相手に伝わるライティングのコツを紹介!

2019年3月20日

上記の記事で「言葉遣い」「文章のリズム」について解説していますが、写経することで「気持ち良く読めて伝わる文章の書き方」を身につけることができます。

ですので、

  • ライティングが苦手
  • 自分で書いた文章を読み返すと、その仕上がりにガッカリする

という人は写経することを強くオススメします。

写経元は自分が好きなブログやメルマガ、小説、ニュース記事などでいいです。

違和感なくスムーズに読み進められる文章を写経することで、気持ち良い言葉遣いや文章のリズムが自然と身につくでしょう。

まとめ

写経についてお話しましたが、

  1. コピーライティングの上達においては非効率
  2. ライティングの基礎を身につけるには効果大

というのが僕の意見です。

最後に一つ告知があります。

WEBライティングの基礎から応用、様々なテクニックを1冊の書籍に盛り込みました。実例が豊富でわかりやすい構成になっていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

伝えて動かす!WEBライティングの教科書

1 個のコメント

  • Rayさん、こんにちは。
    メルマガの【No4】を見てコメントさせていただきます。

    写経がライティングスキルの上達にいいとありましたが、
    Rayさんが写経をされてたときは
    手書きで行ってたということでしょうか?
    それともパソコンを使いましたか?

    すみません、小さなことなのですが
    気になったので質問させていただきました。

    Rayさんのメルマガは私にはとても心地よく感じるので
    写経して雰囲気・リズムなど
    訓練してみたいと思います。

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