最新記事 by Ray (全て見る)
- メール配信システムMyASP(マイスピー)がおすすめの理由 - 2020年7月19日
- アフィリエイトの基礎講座 - 2019年7月23日
- アフィリエイトのASPとは?【主要ASP一覧付き】 - 2019年6月27日
マーケティング戦略を立て、実行に移していくためには、正確な市場分析をしなくてはいけません。
様々にある分析方法の中で、商品・サービスを購入・契約してもらうための分析方法として広く活用されているのが、“マーケティングミックス”です。
今回は、マーケティングミックスの基礎となる「4P分析」を解説します。
商品・サービスのコンセプトや施策を分析することができるフレームワークとなっているので、ぜひ活用してみてください。
マーケティングの「4P分析」とは?
「4P分析」とは、市場における自社の立ち位置や強み・弱みを分析する方法です。顧客視点で商品・サービスを分析する手法、4C分析と合わせて検証することで、より効果を発揮します。
マーケティング戦略を考えていく中で、“売れる仕組み”を作るためには、顧客のニーズを推測しなければいけません。
それを基にして顧客のターゲティングをし、そこに向けた商品・サービスの販売が必要です。
「4P分析」は、具体的なマーケティング戦略を決めて実行する中で、施策に必要な要素を分類して考えるフレームワークになっています。
分析する要素は、以下の4つであり、それぞれ商品の価値や需要を確認するために大切な要素です。
- Product
- Price
- Place
- Promotion
では、それぞれどんな内容なのか、一つずつ解説していきます。
Product:製品
その商品・サービスの内容はもちろん、品質・機能・パッケージ・ネーミング・オプションサービスなどの総合的なプロデュースを含めて分析します。
重要なのは、いかに顧客のベネフィットを満たすことができるか、という点です。
顧客のニーズがどこにあるのかと照らし合わせながら、商品・サービスのプロデュースをしていく必要があります。
Price:価格
商品・サービスを販売する上で、価格の設定はマーケティング戦略に大きく関わってきます。
「Product(製品)」に対してどんな価格に設定するのか、その金額によって自ずとターゲット層も変わります。
- 顧客が欲しいと思える価格か?
- 製品内容に対して正当な価格か?
- 利益率が適した価格か
などを総合的に考えて検討することが必要です。
Place:流通
商品・サービスを市場に流通させるために必要な販路や販売する場所などを分析します。
商品・サービスを販売する場所は、百貨店・コンビニ・小売店などの実店舗の他に、インターネット上での販売も含まれます。
ターゲットとなる顧客層に対して、どのような販売戦略で商品・サービスを届けるか、その戦略にも繋がる重要な要素です。
Promotion:販売促進
ターゲット層となる顧客に対して商品・サービスをプロモーションするための戦略、その方法などを分析します。
ここでは、顧客に宣伝をするための方法だけでなく、メディアでの宣伝や広告などのプロモーション予算に関する検討も必要です。
「Place(流通)」と併せて考えることで、“顧客に対してどのように商品を届けるか”という観点からマーケティング戦略を検討することができます。
「4P分析」の事例
では、実際に身近な商品・サービスを例として4P分析を行ってみましょう。ここでは、「スターバックス」「H&M」の2つを事例として、実際に分析していきます。
「4P分析」の場合は、それぞれの要素すべての分析が必要です。
その中で、4つの要素からいくつかを掛け合わせて商品・サービスのコンセプトやニーズの分析を行うことで、より顧客のニーズ・ベネフィットに近いマーケティング戦略の立案ができます。
4P分析の事例 スターバックスコーヒー
Product:家でも、職場や学校でもない心地よい“第三の場所(サードプレイス)”の提供。コーヒーは、厳選されたアラビカ種のコーヒー豆のみを使用。
Price:1杯300~500円程度でコーヒーとしては高くもなく、安くもない価格設定。
Place:高級志向のコービーを好む人やビジネスマンをターゲットとし、“銀座”で一号店を開店。
Promotion:広告を打たず、口コミと店頭の看板で集客。
4P分析の事例 H&M
Product:ベーシックな商品からトレンドを反映したハイファッションまで、様々なアイテムをリーズナブルな価格で提供。有名デザイナー・アーティストとのコラボレーションも行う。
Price:「ファッションとクオリティを最良の価格でサステイナブルに 」をコンセプトに、高級ブランドと比べると低価格で製品を提供
Place:生産コストの低い国の工場で大量生産し、比較的安価な海上輸送によって商品の低価格性を確保。
Promotion:全媒体・メディアを通して”fashion and quality at the best price”のスタイルを貫き、ブランディングに成功。
まとめ
「4P分析」はマーケティング戦略を立案する際には必ず活用される分析方法です。
商品・サービスのコンセプトやニーズに対するベネフィットを分析できるフレームワークとなっているので、より効果的なマーケティングプランを立てるためにも、ぜひ活用してみてください。
また、「4P分析」と共に「4C分析」を活用することで、より顧客ニーズに寄り添った商品・サービスの企画・販売戦略を作ることができます。
2つのフレームワークを上手に活用して、最大限の利益を生みだせるマーケティング戦略を立てましょう。
さらに詳しいマーケティングに関してはメルマガでもお伝えしています。
コメントを残す