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2006年からニッチな趣味をテーマにしたオンライン講座で起業。マーケティングが趣味で、2017年からビジネスをお伝えする情報発信を開始。リストマーケティングを活用した息の長いビジネスモデルを構築するのが得意。⇒詳しいプロフィールはこちら

マーケティング戦略を立てていくためには、自社の商品・サービスの特徴や強みをしっかりと把握しておくことが重要です。

そのために、まずはマーケティングミックス(商品・サービスを販売するために使うマーケティング要素の組み合わせ)を駆使して、具体的なプロモーションの戦略を立てていく必要があります。

そこで、今回はその中でもマーケティングミックスの基礎となる「4C分析」を解説します。

商品・サービスを客観的に分析することができるフレームワークとなっているので、ぜひ活用してみてください。

マーケティングの「4C分析」とは?

マーケティングの「4C分析」とは?

「4C分析」とは、“顧客視点”で見た商品・サービスを分析する方法です。市場視点で分析する「4P分析」と合わせて活用することで、より効果を発揮します。

マーケティングミックスの基礎、「4P分析」とは?

マーケティングミックスの基礎、「4P分析」とは?

2019年5月26日

分析する要素は、以下の4つであり、それぞれ顧客目線から見た商品の価値や需要を確認するために大切な要素が集まっています。

4C分析
  1. Customer Value
  2. Customer Cost
  3. Convenience
  4. Communication

では、それぞれどんな内容なのか、一つずつ解説していきます。

Customer Value:顧客価値

「Customer Value」は“顧客価値”です。

その商品・サービスにどんなメリットがあるのか、利用している顧客はどんなところに価値を感じているのか、を分析していきます。

Customer Cost:顧客が支払う費用

「Customer Cost」は“顧客が支払う費用”です。

その商品・サービスが顧客にとってどのくらいの費用負担になるのか、商品・サービスに見合った価格かを分析することが重要です。

また、この項目ではお金だけではなく、商品・サービスを利用する時にかかる時間や作業コストを考慮する場合もあります。

Convenience:利便性

「Convenience」は“利便性”を分析する項目です。

どんな時に利用できるのか、利用するまで手順、その気軽さなどを、顧客が実際に行う行動に沿って分析していきます。

Communication:コミュニケーション方法

「Communication」は“顧客とのコミュニケーション方法”です。

商品・サービスを継続的に利用してもらうための施策、利用してもらった人へのアフターフォローなど、利用してもらうための仕組みづくりとしても有効な分析項目です。

「4C分析」の事例

「4C分析」の事例

4C分析を利用することで、“顧客にどんな価値がある商品・サービスなのか”、その強みを理解にすることができます。

これによって、ニーズ・需要の明確化、ターゲットの設定、実施するプロモーションなど、様々なマーケティング戦略を立案する上での指標とできるのです。

では、実際に「4C分析」を使って、商品・サービスの分析をやってみたいと思います。

ここでは、「マクドナルド」「ニトリ」の2つを事例として、実際に分析していきます。

4C分析の事例1:マクドナルド

・Customer Value:ファストフード店として、手軽に、安価にハンバーガーを食べることができる。

・Customer Cost:500~1,000円程度。

・Convenience:駅近にあるから帰りがけにでも寄れる、PC作業などができるようにWi-Fiや充電コンセントを完備されている

・Communication:アプリによるクーポンの発行。新商品や企画による新鮮味の提供。

4C分析の事例2:ニトリ

・Customer Value:コストパフォーマンスの良い家具・インテリア・生活雑貨を買うことができる。

・Customer Cost:購入する物品によって大きく違う。

・Convenience:駅近やショッピングモールに併設されていることも多く、気軽に行くことができる。また、自宅配送を利用することで当日の購入も可能。ネット販売もあり。

・Communication:不良品の交換・修理が可能(不可の場合あり)。メンバーズカードによる品質保証・ポイント配布あり。

このように、顧客からの目線に立って商品・サービスを分析することによって、自社の強みや特徴、新たな発見や気付きをすることができます。

これをマーケティング戦略に落とし込んでいくことで、より顧客のニーズに合った商品・サービスを作り上げていくことが可能です。

また、これらの分析は実際に商品・サービスを利用してくれた顧客から得たアンケートなども活用することができます。

どんな点に価値を感じているのか、どんな点に不満があるのかを把握してまとめ、分析をすることで、商品・サービスの改善にも役立てることができるでしょう。

まとめ

「4C分析」は、自社の商品・サービスを客観的に分析する際に、非常によく使われる分析指標です。

これを利用することで、様々なマーケティング戦略に活かすことができるので、商品・サービスを分析する際にはぜひ活用してみてください。

さらに詳しいマーケティングに関してはメルマガでもお伝えしています。

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